「、久しぶりだな」
「えっ、な…しょ、将軍様…!どうかされました?」
ガッと肩を掴まれ顔がグンッと近づく
「瑠璃丸が…」
「瑠璃ま…?」
「えーッ、A班は俺と…B班は近藤局長が考案した作戦決行」
「兄、やったですぜィ…夏休みだッ」
「いやぁ、俺…将軍様にあんな寂しい顔されたの初めてかも」
兄と呼ばれ隊士を振り返ればはい!と虫かごと網を渡される
「兄ィ、取ったら俺らとカブトキングしましょうぜ!」
「…おう」
隊士が満面の笑みで言うから強く怒れなくなってしまった
というか皆キラキラしてるなあ
「よしっ行くぞBはぁあああん!」
「「「「「ウィッス!!」」」」」
「…え、ちょまっ…こんどーさ…」
なんであの人あんな大量にはちみつ持ってるの?
というかなんで裸
「よぉし、A班…行くぞ」
「え、副長なんすかコレ」
「にぃ、助けてぇ」
「…」
なんでマヨネーズ持ってんの
煙管ください誰か
「兄…」
「そーごぶっ!」
総悟のカブトムシ姿に盛大に吹き出す
というかどこで作ったのそれ
唖然とした俺に総悟が一番隊いくでさァと連れて行く
「……… 兄はどうしますか?」
「……、俺…あれよりレベルの高いギャグする自信ないや」
「兄…心中察します」
「ーーーー うん」
とりあえず奥行こうかなあと足を進ませれば俺に付いてくる2人の隊士
兄、俺等もついていきやす!
おれ、面白くないよ?
全然いいっす!!面白くなくて!全然!
あ、ちょっと傷ついたかも
「カブト狩りじゃぁあああああああああああ!!!」
「ん?」
聞きおぼえのある声に振り返る
「狩って狩って狩りまくるんじゃァアア!」
「なんで、こうなるの」
「狩って売って売って売りまくるんじゃァアアアア!!!」
「おわぁ」
「兄、アレ…万事屋…」
「ーー…あ、うんアレ?」
「あぁ!兄アル!」
「むぎゅぅ」
「うわああああ兄ィイイイイ!!」
神楽が頭に飛びついてきて俺を抱きしめる
「兄もカブト狩りアルか?」
「ううん?まあそんな感じかな、神楽たちは?」
「定春29号を捕りにきたネ!」
「へえ、そうか!見つかると良いな!」
「「(流石兄!なに言ってんのかわかんない言葉を理解してる!!)」」
「(定春…?犬探してるのか…?)」
「兄も一緒に探してほしいヨ!」
「…う、うん…良いよ!(どうしよう、助けて銀時)」
「(お人よし)」
もどる つぎに
一覧に戻る