兄ー」
「あー?」
「赤い何か持ってないかい?」
「赤?んー、あ、あるよ。この間神楽から貰った赤いリボン」
「それ、近藤さんに貸してあげてくだせェ」

「んう?」




「こんどーさーん」




居間に行けば近藤さんが歯ブラシを咥えて
赤い褌をもって、赤いマフラーを巻いてオレを見た




、お前ら…俺が出張の時ナニシタノ」
「ーーーーあ、あは?」





笑ってごまかしたら、泣きつかれた







「なに、…遊びに来ただけ?仕事の依頼とかじゃなくて?」
「なに、仕事ないのー?」
「ない」


「そっかぁ」
「お前こそ何、どうしたの」
「銀時に甘えに来た、あの2人は?」
「あー、仕事」

「仕事ないってゆったじゃん」




なにそれ
うっさい



銀時の寝転がる畳の横にゴロンッとすれば狭くなったわーとぐうたれた





「ん」
「包帯変えて欲しいならそう言え」

「……」




横を見たら銀時が胡坐をかいていて
背中を向けてた俺は小さくお願いしますと言った




「報酬は、の唇な」
「ばぁか」




起き上がったついでにキスをする




「はやくして」
「エロいな」
「ありがと」





「ほら、次は腹な…お前なんで無抵抗に刺されてんの、バカなの」
「男の勲章」
「こーんなくだらねえ勲章いらねーだろド畜生」




おら、終わったよ!
ありがとー




「で、今度は何したんだ」
「ちょっと、ね」





銀時が教えろコノヤローとくすぐってきたので反抗しようと銀時の肩に噛みつく
そしたら銀時にグッと肩をつかまれて押し返されたとき





「銀さぁああん!」
「大変アルー」





バタバタと足音が聞こえ和室の襖が開かれる




「「あ」」
「あ」
「銀ちゃん居るアルkへぶっ!」





あ、神楽…突き飛ばされた
新八と目が合いとりあえず




「おかえり、新八ぃ」





スパンッ




「あれー?っで」
「あれー、じゃねえよ違うからね!銀さん間違えてないからネ!新八くん!」






着物を着てください!!
(なに、新八なに想像してんの?お兄ちゃんに話してみなって)
(もう止めてェ!うちの子苛めるのやめてェ!銀さんのお願いー!)
(あ、大丈夫です。銀さんが僕らの兄を襲おうなんて思ってないと思うんで)

(え、なんか怖いんですけど)




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