ー、おなかすいたよー』
ッ!見てみて花飾り!綺麗でしょ?にあげる!』



ここにきて1週間
パラダイスが広がってます


すり寄ってくるのは無数のコラッタとナゾノクサ
かわええかわええと抱きしめて花飾りを受け取りまたギュー
それをするとこの子たちは嬉しそうに「キャー」と笑うんだ
ほんまかわええ



、ポフィンの材料採り終わったぜ』
「おおきに、ロキ」
、子供たちが遊び疲れてしまいました』

「トキもお疲れやな、ありがとう」




トキからポッポの赤ちゃんを預かりベットに置く
数羽いるポッポを気持ちよさそうに寝息を立てるんだ




「そしたらお昼寝の時間やなっ!みんな、お昼寝するでー!」
『はーい!』



ばたばたといっぱいお昼寝コーナーに入ってくるみんな
数十分もしないうちに眠りについたポケモンを見てほほえましくなる




「ロキ、トキお疲れさん。2人も休みぃ」
こそお疲れ、の腕の中にいたい!』
『私は博士の手伝いをしてきますね』


「ほら、おいでロキ…いってらっしゃい、トキ」




2匹は俺のポケモンに正式になってくれて
そん時は嬉しかった…レッドさんやグリーンにはモンスターボールにいれろと言われたけど
まあ旅もしないしいっか、なんて考えてたりもするんやけど

人にムリくりとられたときが怖いから
どうしようかなって思ってます
ただのボールじゃなくて、なんか癒してくれるようなボールがあったら検討するのになぁ


自分の腕の中で寝息を立て始めたロキを抱きしめふかふかの床に置く








「あ、グリーン…」




「なんだ、静かだな」
「皆寝ちゃったんや」
「そっか、じゃあ今ちょうど紹介したいヤツラが居るんだけど」
「え?」
「その中の一人がさ、レッドに似てんだよ」

「レッドさんに?」
「性格全然違うけど、なんつーの?思考?考え方?」
「あ、なんとなくわかるかもしれへん」




面白そうな人たちやとええなあ
そうグリーンに笑えばくしゃりと頭を撫でられ
コツンッとおでことおでこが重なる




「お前最近ほんっと顔変わった」
「えっ、どないなってん?」
「かわいいし、キレイ?」
「褒め言葉?」
「かなりな」




「あー!グリーンさん!女の子口説いてるー!」
「えっ!」
「ピッカァ!」
「…!なんと美しい!!!」




ガバッと手を握られ
細い目をした色黒いお兄さんが俺を手ぇを握ってきた
驚いてパチクリと目を瞬けば「おお!」と声が上がる




「素敵なルビーの瞳だ」
「!」
「わたくし、タケシと申します。あなたは?」
…です」

さん!なんと素敵なお名前だ!陶器のようなきれいな肌にとても似合ゴフッ!」
「あんたちょっと黙っておきなさい」
「チョゲッ!」




タケシさんがかわいらしい女の子に引かれていく
それをポカンと見ればピカチュウを背中に乗せた少年が俺の前に来た




「俺!マサラタウンのサトシ!よろしくな!」
「ピカチュウ!」
と言います、よろしゅうなあ」
「!よっよろしく!!」


顔を真っ赤にさせたサトシ
その肩でピカチュウがサトシーと話たいよーとテシテシとサトシの肩を叩いていた




「よろしゅうな、ピカチュウ」
『うん!よろしくね、!』
「っふふ、かわええピカチュウやなあ」




ちょっとレッドのピカチュウより活発的かな?
それでもかわええからええわ





「私、ハナダシティのカスミよ、よろしくね!こっちはトゲピー」
『ねえねえ!抱っこしてみてよ!僕のこと!』

「あ、トゲピー大人しくしててね」
「カスミちゃん、このトゲピー抱っこしてもええ?」
「え?うん、いいけど」



トゲピーを抱きしめるとほんのり子供体温
うはお、めっさかわええ




「トゲピー大事にされてんねんなあ」
『カスミは優しいよ、僕のこと一番に見てくれるんだ』
「ほかほか、ええことや」
『サトシもタケシも優しいよ!』
「ええ、旅のお友達やなあ」



、さん?」
「あ」




博士にあんま外でこういうことするなって言われてるんや
あかん、




「まあいいじゃねえか、サトシ…バトルするんだろ?」
「おう!今度はまけねーぜ!グリーンさん!」
「早く俺に勝てるようにしろよ」



「あ、まってよ!サトシ!」
さん!見に来てくださいよ!」
「ほわ!」



サトシくんに腕を引かれトキワシティまで行こうとする
と思ったら




「リザードン!」
「おわああ」

『また、燃え上がってんのかお前』
「ぎゃー!頭触んなお前!」
『ん?お前、ダレ?』
「!」



さっきと同じような間違いはせえへん
だから喋れへん
そう口を紡ぐ



「こいつは俺のリザードン!」
「おっきなリザードンやなあ」
「っへへ、こいつでトキワまで行くぜ!」

「ふおー」



は俺のピジョットで行くからいいの」
「うぁっ!」




グリーンに腕を引かれピジョットの柔らかい羽根にぶつかる
わぁぁ、もふっもっふ




、久しぶりだね。元気にしてた?こっち向いてよ、きれいな瞳また見せて』
「相変わらずたらしさんやなあ」
『グリーンったら、僕の言葉わからないのに狙ってることばれてるんだよ?腐ってもマスターだよね』
「ピジョット…」
『なに、グリーン』



顔を般若にさせたグリーンが俺のことを抱きしめる
おお、スキンシップが激しい




「じゃあ先に俺ら行ってるから、覚悟決めてからこいよー」
「もう決まってるよ!!」
『頭冷やせって言ってんだよ』




グルル、と呆れて唸るリザードンに「リザードンもやる気だな!」と喜んでるサトシ
ちげーよ、と呆れるリザードンの声を背にピジョットに乗った





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