「の裸は綺麗なのは本当か」
コイツはたまにマジでバカなんじゃないかと思うときがある
けどやっぱり純真な目で問うから
スパーーーーンッ!
強烈な音を響かせ小平太が蹲る
「その噂…まだ広まっとるんかい」
小平太で10人目だ
一番最初にタカ丸、次に一年は組とどんどん聞いてくる奴が増える
流石には組に言われたときは誰に聞いたと答えたら
「五年生がいってましたー!」
ほお、と一瞬出てしまった殺気に怯えるは組に堪忍と言って金平糖を渡した
「だっての体まじでキレイだったし」
「黙ってついてこんかい元凶」
三郎を手に入れた俺は三郎を部屋まで連れて行く
そこに直れと言えば素直に胡坐をかく
「お前なに言いふらしとんねんホンマ」
「…」
「なんや」
「やっと、私と二人きりになってくれた」
「…」
「…」
「…あ?」
「…ん」
三郎が俺に何かを渡す
袋を開ければ
「髪紐?」
「…礼だよ。礼」
そっぽを向いた三郎
え?なにそれ怖い
「怖いってなんだよ!!貸してみろ!」
「あ」
取られた髪紐、三郎が俺の後ろに回り結っていた紐を解き髪を束ね始める
「…」
「うびょわ!!」
「色気のねえ声、」
「なにしてるん!」
急にうなじに接吻され驚いているとそのまま体重をかけられ俯せに二人して倒れる
「重い、三郎」
「ってさ、細いよな」
「聞いてはります?」
そのまま手首を捕まえられ身動きが取れなくなる
体を反転され三郎の顔が視界いっぱいに入って
「させてたまるかあ!!」
「うぶ!」
口吸いだ、今の!
あっかん、危なかった!!俺のセカンド!!
「あ?二回目?」
「あん!?あれは事故やからカウント無でええんかな!」
「…誰にされたんだよ」
「殺気を放ってる方に教えるほど薄情ではあらへん」
「ッチ」
「…あんな、さぶ…むぅ!」
油断したー!!
一瞬の隙を縫われ吸い付いてきた三郎に足で対抗するが
こいつは主人の学園の生徒
力で押しのけるわけにはいかない
というか年下に組み敷かれてる俺ってなんなんや!
「おい!さぶろ、ッ!」
「とりあえずはこれやって我慢するか」
「なにしてんねん」
「所有印。自分のものには印つけとかなきゃな」
「お前のモノやないんやけどー」
「黙ってろ。」
「黙れると思うたかガキ!」
忍び服の上は既に肌蹴ていて動きにくいが
手を解き三郎を引き離そうとする、三郎が負けじと胸元に吸い付いてくるから余計に性質が悪い
「〜〜〜〜ッ、ぁぅ!」
「お、良い声じゃん」
「ッざけんな、!!」
「ー、この間のは組の色の実習についてなんだがー………」
ガラリと開いた障子
俺も三郎も土井先生も予想だにしない展開に世界が止まる
え、やばくないコレと思ってるのは三郎も一緒やと思う
「鉢屋ぁああああああああああああああああ!!!」
「うげえ!土井先生出席簿投げないでください!」
「土井先生、(た、助かった…)」
土井先生の叫び声を聞きつけたは組が飛んでくるまでそう時間はかからないだろうと
俺は肌蹴た忍び服を直した
「(まあ、3か所は付けたしいいか) もうしません」
「反省してないよね、三郎って」
「俺、土井先生のあの顔もう二度と見たくねえよ」
三郎を引き取りに来た雷蔵と竹谷が呆れたように声を漏らしていた
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